建築改修

 

 建築物の改修には、個人住宅のリノベーション、共同住宅の大規模なリノベーション、施設の各種性能改善、設備関係の更新等、多種多様な工事があります。いずれの場合も、設計から工事監理まで、建築士事務所などの専門家が監修し工事を完成させることで、建物のより良い維持保全を行うことができると考えます。

 

住宅のリノベーション

 住宅のリノベーションもその目的により多種多彩におよびます。

・内外装の美観改善を目的とした一般的なリノベーション。
・設備機器等を新しい性能のものに交換するリノベーション。
・断熱性能、エネルギー効率性能等、住環境を改善するためのリノベーション。
・防災面の向上のための耐震改修等のリノベーション。

◆事例は、木造2階建ての戸建て住宅の耐震改修工事も兼ねたリノベーションで、補助金を受けた工事です。神戸市からの補助を受け、耐震改修に関して、市民への啓発活動としてオープンハウスを行ったときの主な写真です。


 
 
共同住宅の共用部分の維持保全リノベーション

 共同住宅(マンション等)のリノベーションは、一般的に管理組合等が行う建物共用部全体的に及ぶ工事が主な工事で、各住戸の内部のリノベーションは、区分所有者等が個別に行う工事で、これらは違ったものです。

・外壁改修リノベーション:マンションの外壁に貼られているタイルの浮きなどによる剥落落下防止、塗装の塗り替えなど。
・各部の防水改修リノベーション:屋上やバルコニーなどの防水の漏水、または経年劣化による防水の更新、改善工事など。
・建具改修リノベーション:外壁廻りのサッシ、玄関ドアなどの塗装の塗り替え、建具廻りのシーリングの改善工事など。
・耐震改修リノベーション:耐震診断の結果、強度が不足している建物などの補強工事。
・環境配慮改修リノベーションなど:建物の断熱改修、省エネ改修、屋上の緑化工事など。

◆事例は、神戸市内のマンションの共用部保全大規模改修工事です。事前調査から設計、工事監理まで、管理組合と施工者の間に立ち、専門家としてサポートした物件です。共用部の工事ですから、管理組合の理事会の合意のもと、計画が進行します。